2012/04/28

第1回 研究授業

金曜日、「研究授業」の準備も終わらぬまま、月曜日に持ち越しになってみんなで帰宅。
「月曜日にみんなで仕上げるぞ~!」と意気揚々としていた私ですが、
こんなときに限って・・・

また高熱ー!!!!!
ほんまいい加減にしてッ!!!!!

結局、日曜から火曜まで寝込んでいました。
「みんなちゃんと準備してるかなぁ・・・」
「校長からやたら電話あるけど、大丈夫かなぁ・・・」
なんて考えながら。

でも「逆にいい機会かも」と言い聞かせ。
私がいなくても、みんなで協力してやってくれてるだろう。
準備が完璧じゃなくても、みんなでテンヤワンヤしながら考える過程が大事。


当日はJICA、現地コーディネータのソイラさん、
サンタバルバラ仲間のボランティア2人がきてくれました。


当日、やっぱり先生たちはちゃんと準備できていました。
校長がしっかりしているお陰でしょう。
「準備しとこうね!」と事前に伝えておいた、
配布する指導案や資料も人数分全部揃っていました。
素晴らしい!


私が準備の段階で色々と確認できなかったため、朝から不安いっぱいだった校長。
緊張もあったと思います。
他にも仕事があって大忙しの中、また校長も体調が優れない中、
よく頑張りました!

授業も細かい改善点は言い出したらきりがありませんが、
始めから最後まで校長らしい授業でした。













今回私が手伝えなかったことで、先生方の様子もよく見えました。

積極的に手伝っていた先生。
残念ながら言うことだけは立派な先生。
色々です。

それでも全員が参加したことに意味があって、
全員で同じ時間を共有できたことが大事だと思います。

また今回、現地コーディネーターのソイラさんが私の言いたいことを、
代弁してくれたので、なんだか気持ちもすっきりです♪
ホンジュラス人がホンジュラス人に伝えていく。
そんな研修会を目指したいですね。
今年は、伝えられるホンジュラス人先生育てを頑張らないと。


第1回目の「研究授業」を終え、これからが本当のスタート。
今年は全員の先生に「研究授業」をしてもらいます。

見せる授業をするのではなく、
【子どもが理解するためにはどんな授業をするべきか】を
全員で考えてもらうために。

それが、【先生】にとって1番大事なこと。
そのことをみんなに分かってほしい。
「研究授業」をその機会の1つにできたらと思います。


2012/04/20

指導案を考える!の巻

今日は今までで1番のFeliz!(Happy)なニュース!!

今月の25日に「研究授業」を予定してて、
先日から指導案を考えないと~と校長と大慌て。

というのも「研究授業」をするはずだった先生が、今週の月曜日になっていきなり、
「私まだ、体調悪いから他の先生に変わってほしいのよ・・・」と相談してきたから
さぁ、大変!!!

急遽、放課緊急会議!
「誰が研究授業をする?」っていう校長の質問に、みんなシーン。

「まだ喉の調子が悪いから・・・」
「私は来月の予定だから・・・」
「私は今週に転勤してきたばかりだから」(←コレのみ納得の理由)

私と校長で「はぁ・・・(-△-;)」とため息。

こうなることを見越していたのでしょう。
校長が「今回は私がする」と言ってくれました。
仕方ではなく、校長はいつもやる気があるので自ら進んで。

先生たちも校長を見習ってほしいなと思いつつ、
ちょっと先生たちにプレッシャーかけすぎたかな!?とも反省。
(授業を参観しに私の仲間がくるよ~とか色々言ってしまった。ごめん。)



というわけで、ここからが大変!
単元はどこする~だの、リハーサル授業をいつする~だの。

でも校長があまりに忙しく、何も決まらないまま木曜日の夜。
「あきこぉ~どうしよう!」とうちへ。
「こうなったら、明日先生たちに一緒に考えてもらおうよ!」


そう!
授業を上手にするとかじゃなく、
誰かに見られるから頑張るとかじゃなく、

みんなで1つの授業を作る、その過程が大事!!!


今日は10時に授業を切り上げ、(ごめんね、子どもたち)
午後の2時まで何も食べないで、みんなで一緒に指導案を作りました。
もちろん指導書(Guía)を使って!

「Guía」の使い方を共通理解するチャンス!
先生たちに指導書を使いましょう!読みましょう!と言い続けてはいたけれど、
じっくりみんなで片寄せあって、指導書の使い方を話すのは初めて。

実はこれが私の仕事なんですが・・・。

ここで事実発覚したから良かった!
みんな今までぜんぜん指導書を読んでいなかったー!
「こんなことが書いてあるのか~」やってさ!
読んでたフリをしていただけ!!!
大ショック!!!!!

新たな問題も出てきた。
「どうしてこの時間内に終わらせないといけないんだ?」
「子どもたちは学ぶのが遅いから教科書終わらないよ~」

何をおっしゃいました!?
怒りに似た感情をおさえつつ、丁寧に説明。
「教科書を全部教えきらないと、学年が上がるごとに積み重なって問題が出てくるよ。
だから教科書を終わらすには、時間配分が必要で、計画が必要になってくるんだよ。」

「でも子どもたちは問題がいっぱいだよ」

・・・だから先生たちが教えるんやんか!!!!!(怒)

でもそうよね。
6年でも掛け算はおろか、引き算でも苦労してる子いるもんね。

もちろん、その子たちに分かるまで教えること、復習することも大事です。
でも復習のみの授業ばかりしてたら、何年かかっても教科書終わらないよ?
と思いながら、「そんな子たちには補習とか、休憩時間にみてあげるとかしようね」
なんて、ちょっと先生たちには難題なこたえを放り投げっぱなしにし、
今日はそれがメインじゃなくて、「研究授業」なので、指導案づくりに流れを変えました。



三人寄れば文殊の知恵とはよく言ったもの。
出るわ出るわ、みんなの知ってる知識!

「な~んや、みんな色々知ってるやん!じゃあ日ごろの授業で実践してよ・・・」
と心の中でぼやきながら、なるべくでしゃばらず、軌道修正のみ助言して、
先生たちだけで、まずは考えてもらうようにしました。

そうこれこれ!この姿!これを私は目指していました!
私がいなくなった後、先生たちだけで、こんな研修会をしてほしい・・・
おもわず涙が出そうに。

みんなが指導書とにらめっこ。いいですね~この姿♪
めっちゃ真剣!指導案を書いてます。なぜか全員自分のノートに。

ま、そんな感動も2時間ほど。

先生の集中も私の集中も限界に。
遊びだす先生。
まじめに考えない先生。
校長1人まじめに考えるも時々的外れ・・・。
キレる私。

まじめにしましょうね。




というわけで、月曜日に持ち越し!



いいんです。今日終わらなくても!
また続きは月曜日に考えれば!
日にちはないかもしれないけど、焦らなくていい。

大事なのはみんなで考える、その過程。

さぁ~どんな授業になるのかな♪
25日はたーっくさんお客様が来ます♪

¡El que se prepara bien, tiene éxito!
(成功のかぎは準備!)

2012/04/18

数字を正しく書こう!

4月18日

本日3回目の研修会をしました。

今回は・・・
1、授業参観って?
2、研究授業ってなんだっけ?(再確認)
3、ミニ講座「1~9までの数字を正しく教えよう」

の3本立て♪


やっと放課後に研修会を行うことに成功!
というのも、こちらの先生たちは勤務時間中に、
授業・研修会・職員会議・・・を行います。
職員会議があると、「さぁ~会議だから帰った!」と平気で子どもたちを帰宅させます。


だから「研修会するよ!」って言うと「じゃあ11時からね!」と、
平気でそんな返事が返ってきます。

いやいや・・・子どもたちいますから、授業してください!
と去年からやんわりと言い続けて、やっと今日!


先生たちを飽きさせないように、アホな寸劇をしながら(1人で・・・)
笑いを入れつつ、研修会で何か1つでも、学んでほしいと思い、

・レジュメや冊子配布
・黒板に要点を書く
・繰り返しそれらを説明(寸劇入り)

と、これでもか!というくらい丁寧にしました。
そうじゃないと理解してくれないんです・・・。先生たち。
丁寧に説明してても、突拍子もない質問がきたりします。



さてさて、今回の研修会のメインイベント!
「数字を正しく教えよう!」

実は・・・「先生に正しい数字の書き方を知ってもらおう!」が裏目標。
うちの学校で、日本みたいに丁寧に書き順・形を教えたりしているのを見たことがありません。
私がしつこく子どもたちに「この数字書き直し!」と言い回っているお陰で(せいで?)
最近やっと先生たちが「数字はきれいに書きましょう!」と指導するようになりました。

ここでチャンス到来!
先生たちも教科書に載ってるような、正しい数字を書いていないので、
ここで1度見直すことが必要と思い、ミニ講座をしました。

先生たちのプライドを考えたら、
こんな簡単な講座開くのさえどうかなぁ・・・と最後まで迷っていたのですが、
意外に先生たちの反応は、
「9ってそう書くのか~知らなかった!」とか、
8の書き順に悪戦苦闘していたり、
「そういえば子どもたちの書き順、変だね!」と気づいたり。

妥協せず、研修して良かったです。

さぁ、正しく数字を書いていよう!


小さなことでも、間違ったことを教えるのはやっぱり犯罪だよね。


今日は最後に「あきこ、ありがとう!」という声をいただきました。
なぁんだ。こんな感じでいいのか。

ちょっと肩の力が入りすぎてた今日この頃でした。
もっと楽に考えよう。

来月の研修会は先生たちの大嫌いな「面積」かなぁ・・・。



2012/04/14

色々な線

研修会の次の日。
2年生の教室にお邪魔したらこんな授業をしていました。


今日のテーマは「色々な線」です。
いきなり先生が「今から黒板にある線をグループで表現しなさい!」



無理~ッ!!!
日本人的感覚であれば、直線は定規をつかって引くもの!
そもそも体で線を表現するなんて、どうやって!?

頭カチコチの日本人。

結構無理やりですが、子どもたちは試行錯誤しながら様々な線を体で表現しています。
ものすごく楽しんでいる様子。


そうですよね。
研修会で私は確かに言いました。

「1番大切なことは、子どもたちが楽しめる授業をすること」

この先生はそれを参考にして、子どもたちが楽しめる授業作りを考えたわけで・・・
静かに温かく見守りました。





・・・いや無理無理!
もう大爆笑!!!
めっちゃおもしろすぎ!!!!


さぁ~一体何を表現しているでしょうか?

斜線
う~ん・・・?
手前の子の頑張り、すばらしいです!
直線


ぐにゃぐにゃの線
曲線
直線

人間の進化?

 もはや線ではない形までありますが、ホンジュラスでは線を教える時に
「閉じている線」「開いている線」というのを学びます。
【星】は閉じている線。
【魚】は開いてる線。
となるわけです。

2012/04/13

模擬授業


校内研修第2回目は、あきこによる模擬授業!
テーマは「0を含む足し算」
うちの子供たちは「0」という数量にとても弱い!

5+0=0だったり、

5×0=5だったり、

百の位が1・十の位が0・一の位が3は13だったり・・・。


とにかく「0」という概念を理解していない!
そこで、今回は1年生の教科書からこのテーマを選びました。
初めが肝心です!

ボールをかごにシュートして、「いくつボールが入ったでしょう?」ゲームから授業は始まります。



今まで型どおりの板書の書き方・授業の進め方だった方法を少し変え、
先生たちに「授業を進めるのに何が大切か」を少しずつ説明しながら模擬授業を行いました。

先生からの質問出るわ出るわ・・・。

「どうして始めにTarea diariaをしなかったのか?」(※Tarea diaria:朝学のような計算問題)

「どうして授業にRepaso(復習)、Problema(問題)Objetivo(目標)のカードを貼らなかったのか?」

「1年生は答えの単位をスペイン語で書けないよ!どうしたらいいの?」

「黒板全部写さなくていいの?」

「どうしてテーマを始めに書かなかったの?」

「どうして教科書を使わなかったの?」



などなど。



今まで型にはまった授業の進め方をしていた先生たちは、若干パニック。
でもこんな内容の質問が先生たちから出るなんて、ちょっと嬉しい。
私が狙ってたことだから!

私が今回行った授業の1つ1つに意味があることを説明しました。




Tarea diariaは、別にいつしてもいいんだよ~でも授業は45分だからね。Tarea diariaを含む45分じゃないよ。」

「全ての授業が同じ進め方じゃないんだよ~」

「1年生でも単位は書かないとだめなんだよ。単位は算数で必要なものなんだよ。書けるように教えていこう!」

「特に低学年は黒板を写すことは大変な作業。それより体や頭を使って考えさせよう!」

「今日はみんなで考えて出すテーマだから、始めに書かなかったんだよ!今日は何を勉強したのかな?って質問して確かめることも大事だよ」

「先生は毎日指導書を読まなくてはならないけど、授業によっては子どもたちに教科書を見せなくてもできるテーマもあるんだよ」





そんなことをつたないスペイン語で1つ1つ説明しました。
「1番大事なことは子どもたちが楽しい気持ちになる授業をすることだよ!」
これは日本でもずっと教わってきたこと。
私もこの言葉を頭に入れながらいつも授業をしていました。
ただ、「ゲームが楽しい」ではなく、「知的に楽しい」っていうことを伝えたかったのですが、きっとうまく伝わってない。



ま、いっか。いっぺんに言っても、ちょっと先生たちには難しいよね。



日本では当たり前のことでも、ここでは1から説明・教えてあげないと先生たちは知らないことがいっぱい。
Poco a poco=ちょっとずつちょっとずつ。
先生たちと一緒にしたいこと・教えてあげたいこと山ほどありますが、先生たちのペースに合わせて進めていかないとですね。



最後は同期隊員のアイデアをもらい、先生たちの算数の授業で工夫しているところ・頑張っているところを写真とビデオで上映しました。
普段は他の先生のことを意識していない先生たちだから、この機会に他の先生はどんなことをしているか知ってもらいたかったのと、みんなの前で「いいところ」を紹介してモチベーション高めようと思いました。


いくつになっても褒められることは嬉しいもんですよね。




研修後のアンケートを読んでいると、

「今度は私の学年の模擬授業をして!」

「5・6年の模擬授業をしてほしい」

「どうやって時間配分を工夫しているのか?」

私よりもだいぶと経験年数もある先生方。それでも素直に「学びたい・知りたい」という気持ちは、いくつになっても見習うべき姿勢だと思いました。本当に尊敬します。



さて、今回の研修会、先生たちの参考になったかな?
明日からの先生方の授業が楽しみです。ちょっとずつ変わっていくといいな。

2012/04/09

3月11日

3月11日

駒ヶ根訓練後、岩手にボランティアにいった。
陸前高田にも行ったけど、目の前の無残な光景を目の当たりにして
改めて今回の地震の被害の大きさ、悲惨さを実感した。


あれから1年。


ホンジュラスに来ると、町で出会う人々が「日本は大丈夫か?」と
地震で被災した地域・家族など心配してくれる。
ホンジュラスでも募金活動を行ったり、チャリティーTシャツを販売したり、
日本のために働きかけてくれているホンジュラス人がいる。
日本の反対側で、日本のことを気に掛けてくれる人がたくさんいる。
そのたびに胸があつくなる。


私には何ができるのだろうか。。


3月2日に首都テグシガルパで「東日本大震災追悼・復興コンサート」が大使館の主催で開かれましたた。
私も参加させてもらい、オーケストラの「ふるさと」演奏に合わせて合唱をしました。

これもまたじっくり歌詞をかみしめると、胸が熱くなるわけで・・・。

特に3番の、「志を果たして いつの日にか帰らん」っていうところ。
これはふるさとを離れてるからこそ、実感する言葉だなと思いました。


自分の「故郷」を思いながら、また「日本」を思いながら、この1年の気持ち・思いをこめて歌いました。


私に何ができるのか、私は何ができるのか。
考えながら1日1日を大切にしていこうと思います。